ビッチが田舎にやってきた

ビッチが田舎にやってきたは都会と田舎の情報格差が招いた悲劇を描いた漫画です。
ヒロインの奈緒ちゃんは生まれたときから都会で暮らしている都会っ子です。
この奈緒ちゃんが陸の孤島のような田舎に引っ越したところから物語が始まります。

奈緒ちゃんが引っ越した田舎はネットこそ通じていますが、それ以外は町から隔絶されたような場所です。
もちろん車があれば街に行けるのですが、逆に言えば車がないと都会の情報に触れることがないのです。
さらに彼らには積極的に都会に行く気もないようで、いわゆるガラパゴス状態になっています。
このため、流行なんてほとんどありませんし、情報に関する感度も低いようです。
そこに中途半端にネットが使えるようになったため、怪しい情報も鵜呑みにしてしまっています。

ある程度情報リテラシーがあれば、こういった怪しい情報は取捨選択できますが、田舎でガラパゴス化しているとそれができなくなってしまうようです。
そのため、奈緒ちゃんを見た彼らの第一声は「ビッチが田舎にやってきた」です。
挨拶すら住んでいない相手に失礼極まりないのですが、挨拶さえ忘れるほどに彼らが興奮してしまったという事でしょうか。
どうやら、ネットでビッチの情報だけは仕入れていたようで、それが奈緒ちゃんの外見的特徴に一致したため、いきなり「奈緒ちゃんはビッチだ」と決めつけられてしまったのです。

奈緒ちゃんからしてみれば青天の霹靂。
なにしろ奈緒ちゃんの格好は都会ではごく普通で、みんなと同じです。
それがいきなりビッチだとなんて言われたら誰だって驚きます。
しかも、こんな無礼な事を言うのが1人くらいならまだ許せるのですが、全員が揃ってビッチ扱いしてくるのです。
どんだけ間違った情報が出回ってるんだと思ってしまいますが、情報リテラシーが低いと、誤った情報を鵜呑みにして正そうともしないんですね。。。
こんなこと、ネットでちょっと調べればわかる事なのに・・・

こうして奈緒ちゃんはいきなりビッチとして扱われる羽目になってしまいます。
田舎の怖いところは、こういったくだらない情報ほど早く伝わってしまうところです。
奈緒ちゃんが田舎に引越してしばらくしたころには村中が「ビッチが田舎にやってきた」ことを知っていたりします。
奈緒ちゃんの同級生だけではなく、農家のオッサンまで同じことを言うので手に負えません。

もし、この田舎にネットがなければ奈緒ちゃんももうちょっとマシな田舎生活ができたかもしれません。
しかしネット経由で中途半端な情報が手に入れられるようになっている現在、奈緒ちゃんの悲劇は防ぎようがなかったのかもしれませんね。

さらにチンジャオ娘のビッチが田舎にやってきたは奈緒ちゃんもちょっと残念なところがあったことから自体はさらに悪化します。
「ビッチが田舎にやってきた」なんていうアホな噂は放っておけばすぐに消えてしまうのです。
しかし、奈緒ちゃんは暇つぶしのつもりで田舎の男を挑発してしまうのです。

奈緒ちゃんにとってはこれが致命的でした。
田舎ではすぐにビッチが誘ってきたと噂になってしまったのです。
後はもうご想像の通り・・・です。